ノーベル賞祭を開催中ですよ。ぴ〜ひゃらら。
“日本人が四人も”という部分には何の感慨もありませんが(学問に国境なしです)、日本人が受賞したおかげで大きく報道されるのは嬉しいです。
毎回もっとも興味を持つのは物理学賞です。ただしノーベル賞ものの功績が私などに理解できるはずもなく、いつももっと解りやすく説明してほしいなと小さな記事を寂しく眺めていました。
それが一転、今回は図入りの解説がしっかり出ていて、それを読むとやっぱり理解はできないのですが「これはどんなものかな、ここはどういう意味かな」と好奇心がより具体的な形を持つようになります。
頭の中が「こくご」から「りか」にパチンと変わりました。
日本の報道はどうしても、少年時代のお話ですとか若い頃のエピソードなどを中心とした人情系に流れがちです。私が知りたいのは受賞対象となった研究そのものなので外国のニュースサイトを漂ってみましたが、あちらにとっては“外国人”の受賞ですから、思った程力の入った報道がされていませんでした。
かくなるうえは『Newton』に期待をかけるしかあるまい。
『日経サイエンス』は難しいからな。
(眉間に皺を寄せて重々しい声で)
そしてもうお一方、文学賞にも注目です。
“日本人が四人も”という部分には何の感慨もありませんが(学問に国境なしです)、日本人が受賞したおかげで大きく報道されるのは嬉しいです。
毎回もっとも興味を持つのは物理学賞です。ただしノーベル賞ものの功績が私などに理解できるはずもなく、いつももっと解りやすく説明してほしいなと小さな記事を寂しく眺めていました。
それが一転、今回は図入りの解説がしっかり出ていて、それを読むとやっぱり理解はできないのですが「これはどんなものかな、ここはどういう意味かな」と好奇心がより具体的な形を持つようになります。
頭の中が「こくご」から「りか」にパチンと変わりました。
日本の報道はどうしても、少年時代のお話ですとか若い頃のエピソードなどを中心とした人情系に流れがちです。私が知りたいのは受賞対象となった研究そのものなので外国のニュースサイトを漂ってみましたが、あちらにとっては“外国人”の受賞ですから、思った程力の入った報道がされていませんでした。
かくなるうえは『Newton』に期待をかけるしかあるまい。
『日経サイエンス』は難しいからな。
(眉間に皺を寄せて重々しい声で)
そしてもうお一方、文学賞にも注目です。
SFを読まない宇宙好き、です。
でもこれは読んでみたかったのです。
予感的中! わくわくしながら一気に読んでしまいました。

『宇宙への秘密の鍵』
(ルーシー&スティーヴン・ホーキング 岩崎書店)。
ホーキング博士が娘のルーシーさんと一緒に創り上げたファンタジー小説です。
冒険小説でありながら、宇宙についての正しい知識を得ることができるとの評判を目にしていました。まさにその通り。NASA提供のカラー写真もたくさん盛り込まれていて、宇宙好きにはたまらない一冊です。
でもこれは読んでみたかったのです。
予感的中! わくわくしながら一気に読んでしまいました。

ホーキング博士が娘のルーシーさんと一緒に創り上げたファンタジー小説です。
冒険小説でありながら、宇宙についての正しい知識を得ることができるとの評判を目にしていました。まさにその通り。NASA提供のカラー写真もたくさん盛り込まれていて、宇宙好きにはたまらない一冊です。
うわぁ!
ついに、ついにパリ木の十字架少年合唱団のコンサートのお知らせが「ちょっとだけ」出ましたね!
11月29日 栃木・宇都宮市文化会館
11月30日 神奈川・伊勢原市民文化会館
12月 1日 東京カテドラル
(ぴあ・イープラスより。イープラスはプレオーダーもあります)
「ちょっとだけ」じゃなくてこれで全部だったらどうしましょう!
私はリガもドレスデンも行く当てがありませんが、行けなくても「◯月◯に地に☆☆でコンサートがある」と思うだけで嬉しくなってしまうのです。田舎者だからかなぁ。
パリ木はなかなかいらしてくださいませんから、お近くの方は(遠いけど大きなお財布をお持ちの方も!)ぜひぜひお出かけくださいませ。
では、今日のお話に移らせていただきます。
「少女のスクール・ストーリーのなかで、古典として残る唯一の作品」
という評に惹かれて読みました。
ええ、もう、まったく、異論はありません。
その眼差しに、編んだ髪に、きちんと揃えられた膝に、幼い衝動に。
慄然とするばかりなのです。
![五月の霜 [lettres] (lettres) (lettres)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41kfqUQ15VL._SL160_.jpg)
『五月の霜』
(アントニア・ホワイト みすず書房)は、1933年に発表された比較的古い小説です。
描かれるのは、カトリックの寄宿学校へ入った少女の数年間。冒頭でリッピントンと呼ばれる修道院付属寄宿学校の門を少女ナンダがくぐると、それ以降、物語は学校から一歩も出ることなく進みます。
そこでの息詰まるような空気は、この作品が書かれた時代が表し得たものなのでしょうか。
ついに、ついにパリ木の十字架少年合唱団のコンサートのお知らせが「ちょっとだけ」出ましたね!
11月29日 栃木・宇都宮市文化会館
11月30日 神奈川・伊勢原市民文化会館
12月 1日 東京カテドラル
(ぴあ・イープラスより。イープラスはプレオーダーもあります)
「ちょっとだけ」じゃなくてこれで全部だったらどうしましょう!
私はリガもドレスデンも行く当てがありませんが、行けなくても「◯月◯に地に☆☆でコンサートがある」と思うだけで嬉しくなってしまうのです。田舎者だからかなぁ。
パリ木はなかなかいらしてくださいませんから、お近くの方は(遠いけど大きなお財布をお持ちの方も!)ぜひぜひお出かけくださいませ。
では、今日のお話に移らせていただきます。
「少女のスクール・ストーリーのなかで、古典として残る唯一の作品」
という評に惹かれて読みました。
ええ、もう、まったく、異論はありません。
その眼差しに、編んだ髪に、きちんと揃えられた膝に、幼い衝動に。
慄然とするばかりなのです。
![五月の霜 [lettres] (lettres) (lettres)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41kfqUQ15VL._SL160_.jpg)
描かれるのは、カトリックの寄宿学校へ入った少女の数年間。冒頭でリッピントンと呼ばれる修道院付属寄宿学校の門を少女ナンダがくぐると、それ以降、物語は学校から一歩も出ることなく進みます。
そこでの息詰まるような空気は、この作品が書かれた時代が表し得たものなのでしょうか。
お話しして。
どんな話?

『灯台守の話』
(ジャネット・ウィンターソン 白水社)は、波のように揺らぎながら読む者を彼方へ運ぶ、とても素敵な本でした。
吹き付ける風は冷たく、さざめく水も冷たく、人の心も冷たくて。
それでも光を見失わなければ。
物語を語れるならば。
どんな話?

吹き付ける風は冷たく、さざめく水も冷たく、人の心も冷たくて。
それでも光を見失わなければ。
物語を語れるならば。

ムーミン発行六十周年の年に、作者トーベ・ヤンソンさんのお誕生日が記念日になりました。今年でまだ四年目です。
日本で決められたことですから、フィンランドでは誰もはしゃいでいないのかもしれません。
とにかく今日はムーミンを読むのです。
JAPAN ARTS様にドレスデン聖十字架合唱団の来日公演詳細が出ました。
本当は日程に一部変更があるようです。そのうち訂正されると思います。
来週にはもう東京公演の発売が始まります。
私は....私は....うぉぉぉぉ。(真顔で苦悩)
リガ大聖堂少年合唱団の方はまだスケジュールが出ませんが、東京公演のお知らせを見ました。あれ? もうチケット売ってるのかな。
さて、しばらくぶりに本のお話ですよ。
ローズマリ・サトクリフさんの小説には、いつだって心躍らせてきたものです。
アーサー王やケルトの伝説、様々な歴史上の出来事を素材にした物語は、子供時代の私に西洋歴史小説への興味を持たせてくれました。
多くの作品が子供向け....あるいは今ならヤング・アダルトと分類されるのでしょうか....若い読者のために書かれているので、大人になってからは「とても面白かった」という思い出を胸にしつつも実際に読み返すことはなくなっていました。
ところが、ここ何年かのうちに大人向けの作品がいくつか出版されているのです。
好きだった作家なので読んでみたいなと気にしながらも、そのうちそのうち....と先延ばしにしていました。気づけばもう結構な数の本が出ています。
よっこらせ、とようやく重い腰を上げました。
本当は日程に一部変更があるようです。そのうち訂正されると思います。
来週にはもう東京公演の発売が始まります。
私は....私は....うぉぉぉぉ。(真顔で苦悩)
リガ大聖堂少年合唱団の方はまだスケジュールが出ませんが、東京公演のお知らせを見ました。あれ? もうチケット売ってるのかな。
さて、しばらくぶりに本のお話ですよ。
ローズマリ・サトクリフさんの小説には、いつだって心躍らせてきたものです。
アーサー王やケルトの伝説、様々な歴史上の出来事を素材にした物語は、子供時代の私に西洋歴史小説への興味を持たせてくれました。
多くの作品が子供向け....あるいは今ならヤング・アダルトと分類されるのでしょうか....若い読者のために書かれているので、大人になってからは「とても面白かった」という思い出を胸にしつつも実際に読み返すことはなくなっていました。
ところが、ここ何年かのうちに大人向けの作品がいくつか出版されているのです。
好きだった作家なので読んでみたいなと気にしながらも、そのうちそのうち....と先延ばしにしていました。気づけばもう結構な数の本が出ています。
よっこらせ、とようやく重い腰を上げました。
先日、FTマスター・カメ吉様と「おっさんファンタジー」をめぐり激論を戦わせました。テーマが「おっさんFT」な時点で激論も何もあったものではありませんが。
忙しいとファンタジーを読みたくなります。
心理分析などするまでもなく、逃げたいだけですね。だめですよ。
そもそも最近は本に逃げる暇もありません。
部屋の片隅には、ここ三か月ほどの間に買ったコミックスがビニールも取らないまま積み上げられています。一応みんな中身は知っているので、だからこそ急がないのですが、ちょっと厭な一画です。
今一番上にあるのは『由利先生は今日も上機嫌』。この上にもうすぐ、そろそろ文庫になるだろうから待ちましょうと思って結局三年近く待ってしまった『あかく咲く声』が乗ります。
憂うべきは開けないままの山が高くなっていくことか、あるいは山になるほどマンガを買う自分か......考えるのはや〜めた!
なにしろマンガはもちろん他のどんな本よりも優先すべき、素晴らしい文庫を抱えているのです。
忙しいとファンタジーを読みたくなります。
心理分析などするまでもなく、逃げたいだけですね。だめですよ。
そもそも最近は本に逃げる暇もありません。
部屋の片隅には、ここ三か月ほどの間に買ったコミックスがビニールも取らないまま積み上げられています。一応みんな中身は知っているので、だからこそ急がないのですが、ちょっと厭な一画です。
今一番上にあるのは『由利先生は今日も上機嫌』。この上にもうすぐ、そろそろ文庫になるだろうから待ちましょうと思って結局三年近く待ってしまった『あかく咲く声』が乗ります。
憂うべきは開けないままの山が高くなっていくことか、あるいは山になるほどマンガを買う自分か......考えるのはや〜めた!
なにしろマンガはもちろん他のどんな本よりも優先すべき、素晴らしい文庫を抱えているのです。
ほんとはわかってたの、
記憶が消えて、
水の底へ帰るしかない日がくるって。
ジャン・ジロドゥ『オンディーヌ』より
(二木麻里 訳 以下同)

人の義と人でないものの義は、交差することは無いのでしょうか。情だけでは超えられないものがあるのでしょうか。
ジャン・ジロドゥの『オンディーヌ』
(光文社 古典新訳文庫)はその名が連想させるように、人間と水の精とのせつない恋の物語です。
記憶が消えて、
水の底へ帰るしかない日がくるって。
ジャン・ジロドゥ『オンディーヌ』より
(二木麻里 訳 以下同)

ジャン・ジロドゥの『オンディーヌ』
Baker Street Irregulars。
日本語では「ベイカー街遊撃隊」などと訳されます。
かのシャーロック・ホームズの手足となり活躍する、浮浪児たちの集団です。
ホームズ・シリーズでの登場回数はさほど多くありませんが、名探偵に「ヤードより役に立つ」と称される立派なチームです。
そんな子供たちを主役に据えたパスティーシュを読みました。
日本語では「ベイカー街遊撃隊」などと訳されます。
かのシャーロック・ホームズの手足となり活躍する、浮浪児たちの集団です。
ホームズ・シリーズでの登場回数はさほど多くありませんが、名探偵に「ヤードより役に立つ」と称される立派なチームです。
そんな子供たちを主役に据えたパスティーシュを読みました。
イスラエル文学というものを初めて読みました。
それは思いがけず静謐な世界で、暑い日射しの下でページを繰る音だけが響くような、そんな気分で乾いた悲しみに浸りました。
それは思いがけず静謐な世界で、暑い日射しの下でページを繰る音だけが響くような、そんな気分で乾いた悲しみに浸りました。
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