au mois de 20060920
ヘイナとトッス
2006.09.20
『トルスティは名探偵』(講談社青い鳥文庫)を読みました。去年出た『麦わら帽子のヘイナとフェルト靴のトッス』に続く2冊目の邦訳です。これを読むまで私は知らなかったのですが、フィンランドではずっと前から親しまれている児童文学のシリーズです。
慎重派で眠るとき以外はいつも麦わら帽子をかぶっているお姉ちゃんのヘイナと、いつもフェルト靴を履いていてやや野性的な(笑)妹のトッス。このかわいらしい二人が奇妙な騒ぎをはてしなく繰り広げる、とてもおおらかなお話です。
お話全体から、北欧の澄んだ空気ときれいな日射しが感じられます。そしてここが肝心なのですが、子供たち以上に大人たちがはちゃめちゃなのです。ご両親はじめお隣さんもおまわりさんも、誰一人として分別臭い顔をしないのです。「分別のない大人」は最近多すぎて始末に負えませんが、「分別臭くない大人」は子供の世界にはとても重要だと思います。
この本でも何人も出てくる大人たちの中に、場を仕切ったり問題を整理したりできる人材が一人もいないにもかかわらず、事態はしかるべき時にしかるべき状態へと収まるのです。だからあくせくしても仕方がないのですよ....と言い訳したいこのごろです。さて、映画も必見ですよ。女の子がかわいいです。インテリアもかわいいです。見るとうきうきしますよ。
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