ねむたい小ウサギ*un lapereau ensommeillé
pied à pied................au loin......
良いお年を
大晦日ですよ。
もうすぐ亥年ですよ。
(手早くお蕎麦を茹でながら)

ひっそりと書かせていただいている当ブログにお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。フランス語や音楽や歴史などについて書き散らかしてまいりましたが、どういうわけか各方面にたいへん秀でた方々にお相手していただくことができまして、汗を拭きつつ深々と頭を下げている次第です。

振り返ればこれといった成長の見られぬ1年でした。今年もまた親に失敗作と云わしめるほどの駄目っぷりを遺憾なく発揮してきました。来年こそは世の皆様の足元に近づけるよう、さらなる努力を心がけたいと思います。
......と、毎年同じ反省を繰り返しているのですが。
来年の抱負は鬼に笑われないよう、明日考えることにしましょう。

新しい年も皆様にたくさんの幸いが訪れますように。
良いお年をお迎えください。
洋梨さまへ
受取人が差出人のところへ出向いて手紙を読んでくださるという無礼な方法が成功したので(家うさ様ありがとうございました)、今度はPirvs Lvdens様におたよりします。
決して調子に乗っているわけではなく、「Stundenbuchに思い切って書き込もうかな、でも記事と全然関係ないことを書くのも失礼だよねぇ。はぁ」と悩んだ末の苦肉の策です。どうかどうかご了承ください。

お尋ねしたいことがあるのです。
クレーヴのキャサリンと云う女性をご存知ではありませんか。
「The Hours of Catherine of Cleve」という写本の本みたいな本(へんな説明)が丸善でセールになっていて、気になるのです。これです、これ。
でも初めて聞くタイトルですしクレーヴのキャサリン? 誰? クレーヴの奥方?(不正解)と警戒して買わずに帰ってきました。
絵はきれいだけど最近の人が写本っぽく書いただけならいらないや、と思ったのですが帰って調べてみると、作られたのは15世紀で出てきたのは1960年代。500年の空白です。何でしょうかこれは。
そこでポンッと頭に浮かんだのが輝ける洋梨です。
そうだPirvs Lvdens様に訊いてみよう。そうしよう。

......というわけでおたよりと相成りました。
なんと厚かましい! とご不快に思われないかとひやひやです。
もしもお暇がありましたらご教示いただけないでしょうか。
お礼に差し上げられるのは「愛」ぐらいしかございませんが、それでよろしければ......。
おかたづけ
今年も後2日ですよ。
大掃除をしましょう。
私の大掃除は、やればやるほどどんどん散らかるミラクル大掃除です。

やることは毎年同じで、1年の間に目に余るほど増殖した紙ものをひたすら整理します。
雑誌は必要なところだけ切り抜き、いろいろな所でほいほいいただいてくるチラシやパンフレット、かわいい包装紙など黙々と片付けます。
要らなくなった本もまとめて、時間のある時に売りに行く準備をします。
そして棚や引き出しの中を空にして拭くのです。

ここで......自分の持ち物を再発見するからいけないのです。
あらこんなのが出てきた、最近この本開いてないなぁ、などと一度手を止めてしまうともうおしまいです。今の惨状を誰かに見咎められたら「強制捜査が入りまして」とでも云うしかありません。

みつごちゃん本日発見したのはLes Triplésの切り抜きです。
ソニープラザの「S.P」というフリーペーパーに連載されていたもので、全部で6回分ありました。
Les Triplés(日本語では「みつごちゃん」)はニコル・ランベールさんのBDで、男の子2人と女の子1人の三つ子ちゃんとママのお話です。
パステルトーンを基調とした砂糖菓子のような絵なのに、内容には少しシニカルな面も。掲載誌が「Madame Figaro」ですから全体的にセレブな雰囲気です。

これが「S.P」に載っていたのはもう何年も前のことで、その当時は読めないけどなんかかわいいしフランスのマンガだし、と取っておいたのだと思います。それが時を経た今では「まぁこれぐらいなら読めちゃうですよ」とクールに云い放つことさえできるのです。

私だってなかなかたいしたものではありませんか。
(目を眇めて魔窟と化した部屋を見ながら)
ぽこぽん
Ce matin, il a neigé !!
雪ですよ。
雪ですよ。
心浮き立ちますね。

昨夜は顔がぱりぱりするような寒さで辛かったですが、雪が降るなら話は別です。どんどん寒くなってください。大歓迎です。
早朝の僅かな時間だけうっすら雪景色でした。年が明けてもっと寒くなったらしっかり降るでしょうか。なかなか雪うさぎや雪だるまを作れるほどには積もってくれません。

雪が降ると必ずこの歌を口ずさみます。

 ゆきやこんこ ぽこぽん
 あられやこんこ ぽこぽん
 ふってはふっては ぽこぽん
 ずんずんつもる ぽこぽん

確かくまのプーさんが歌っていたのではなかったかしら。それを小さい頃から真似しているせいで、「ぽこぽん」を挟まずに歌えないのです。
聞かされた人はみなさん唖然としていらっしゃいますよ。
私信
私信と云いながらこれでは丸見えなのですが、家うさ様へおたよりですよ。

こんにちは。
クリスマスに素敵な詩をご紹介くださいまして、ありがとうございます。
最初は家うさ様がお書きになったのかと早とちりいたしまして、フランス語で詩を書けるなんてすごい! と盛り上がり方を間違えていました。恥ずかしいですよ。
見かけによらず詩が好きなものですから、たいへん興味深く読みました。
まるで白黒の短編映画のような、情景が浮かんでくるきれいな詩ですね。
フランス語の詩って朗読するとまろやかな響きがとても美しい(まさに詩的)です。
私がつっかえつっかえ読んだのではだいなしですが、いつかなめらかに諳んじることができたら、とも思います。

それから冒頭の絵!
お好きですか? 私もとても好きな絵で、どこかの(好きだけど覚えていない)美術館で見て気に入り、その時買ったポストカードを今も大事にしています。
思いがけずお気に入りの絵に出会えて、これもまた嬉しいプレゼントでした。
ありがとうございました。

......ということを何故こんなところで書いているのかと申しますと、家うさ様のこの記事にコメントさせていただこうとしたところ、どうやら禁止キーワードを盛り込んでしまったらしくて上手く送れなかったのです。何度か手直しいたしましたがどうしても駄目で、でも詩も絵も気に入りました、ありがとうとお伝えしたくてちょっと変ですが自分のブログでおたよりした次第です。
お目に留まりましたら幸いです。
  かしこ
黄色い幸せ
LIBERAのチケットは無事にS席を買うことができました。
これで心安らかに年を越せます。

今朝から急に冷え込んできまして、お昼過ぎにはみぞれのような雨まで降ってきました。頭上には青空が広がっているというのに、風も強かったですからどこか遠くの雨が飛ばされてきたのでしょうか。

寒い季節によく作るのが、かぼちゃスープです。
あの温かな黄色は見ているだけで嬉しくなりますよ。
甘くておいしいところも大好きです。
かぼちゃをおかずにご飯を食べて、デザートがかぼちゃでもまるで平気です。
なかなか食べる気が起きない朝も、かぼちゃスープがあれば百人力(用法がおかしいかな)。
私の好みは具を何も入れない100%かぼちゃのスープです。
ただ、さあ作ろうと思い立った時、かぼちゃと玉葱は家にある確率が高いのですが、生クリームは常備していないのです。牛乳でもできますけれど、生クリームを使う方がおいしいです。入れた途端かぼちゃの黄色がもっときれいになるのです。

で、生クリームが今は無いのです。
ひとっ走り買いに行こうか、でもこんなに寒いのに......迷っています。

かぼちゃはフランス語でpotiron。
ポティロンだなんて、お芋っぽいですね。
もういくつ寝ると
クリスマスが終われば次はお正月ですよ。
でもお正月は休暇ではないので盛り上がりません。

せっかくお正月なのですから映画にぐらい行けるといいなと思っています。
かつては1年に100本以上見たこともあったのです。レンタルではなくちゃんと映画館で。どこにそれだけの暇を隠し持っていたのでしょう。
今はとてもそうはいきません。
自分が忙しいだけではなく映画自体が長くなって、おまけに映画館も途中入場不可ですよと入れ替えの休憩時間を長くとるようになったせいで、なかなかタイミングが合いません。
それから私はハリウッド大作よりも小さな映画館で上映されるような作品を好むのですが、そういう映画は上映期間が短いのです。
それに全国一斉公開ではないので、うっかり見逃すこともよくあります。雑誌などで取り上げられるのは東京公開に合わせた時期ですから、その時は「見たい。絶対見よう」と強く思っても、いざ巡回してくると誰も話題にしていなくて「あ、始まってるんだ」と気づいた時には「本日限り」と書かれていたりするのです。

お正月に狙っているのはこのあたりです。
 敬愛なるベートーヴェン
 エコール
 オーロラ
 エラゴン
 マリー・アントワネット
 こまねこ
行けるかな。ん? やってるのかな。あれ、どこで?

......大丈夫かな、私。
Joyeux Noël !
クリスマスですよ。
キリストの誕生日ですよ。

......と、つい2週間ほど前まで信じていました。
しかしラテン語の先生が仰るには、12月25日ではないのではないかと。
聖書の記述からするともっと暖かい季節のようだ、冬は冬でも春に近い時期ではなかろうか。

なんですと!?

キリストがクリスマス生まれじゃないなんて、これっぽっちも疑ったことはありませんでした。もし本当に違うとしても、それでクリスマスが他の日に移動することにはならないでしょう。多分。

海の上の少女?シュペルヴィエル短篇選今年最後のクリスマスのお話は、絵本ではありません。
ジュール・シュペルヴィエルの「飼葉桶を囲む牛とロバ」。
キリストが誕生した馬小屋でのお話です。
イエスが生まれ、動物たちがお祝いに訪れる中、牛は自分の大きな体が尊い存在を潰しはしないかと怖れ、その鼻息が不快ではないかと気遣い、共にいるロバに馬鹿にされながらもただただ小さな赤ん坊のためを思います。
マリアとヨハネがイエスを連れて旅立つ日、牛は哀しくも幸せな最期を迎えます。
本では牛の自己犠牲と紹介されていますが、私はこの牛は何かを犠牲にしたのではなく、自分にできる思いつく限りのことを成し遂げたのだと思いました。

海に住む少女シュペルヴィエルは20世紀前半に活動した、フランスの詩人・作家です。
私が知ったのはそう昔ではなく、みすず書房の「大人の本棚」シリーズの1冊として出逢いました。
収録作はみんな短編で、動物が話したり死者ばかりの世界が描かれたりするので、童話のような感触があります。これを大人のための寓話などと表現すると陳腐になって厭なのですが、作品はどれも寂しさを透明な結晶にしたみたいな美しさで、忙しない心のままでは向き合えないと決め込んでいます。

一読してとても気に入り、好き過ぎるあまりに訳者の違う文庫も買ってしまいました。
中身は読んだことのある話ばかりだというのにです。
フランス語でもぜひと思いますが、ああいう詩的な文章は訳文の易しさとは違って案外難しいのかもしれません。
クリスマスのおはなし 3
'Twas the night before Christmas,
when all through the house
Not a creature was stirring,
not even a mouse

クレメント・ムーアの詩「クリスマスのまえのばん」はあたたかさに満ちた名作です。
待ちくたびれた子供たちが眠りについた後、空から橇を引いたトナカイたちが駈けてくる。動物たちがサンタ・クロースをお出迎え......。

クリスマスのまえのばんたくさんの絵本作家がこの詩に絵を添えています。
どれも素敵ですが1冊選ぶなら、ターシャ・テューダーさんが描いたこの本が好きです。
もともと古い絵本が好きで、ターシャさんはまだまだ現役ですけれども、古き良き暮らしを感じさせる上質な絵に惹かれます。
昔の絵本によく描かれている......何と呼ぶのでしょう......「絵の枠の絵」が好きなのです。いけませんね、こんな説明では。え〜っと......この本の表紙もそうなのですが、ただ囲んであるだけではなくて、お話に合った草花やモチーフがあしらってあって、とにかく良いのです(説明放棄)。
ターシャさんはライフスタイルが人気を集めていますね。
明日はNHKで特番が放送されるそうです。
忘れないようにテレビにメモを貼りましたよ。
クリスマスのうた 5
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団のクリスマス音楽と音楽活動『ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団のクリスマス音楽と音楽活動』というおそろしく生真面目なタイトルのDVDです。
聖トーマス教会合唱団による合唱とドキュメンタリーの2部構成です。
第1部はバッハを中心にシュッツ、レーガー、メンデルスゾーンなどのクリスマス曲を歌います。かつてトマーナのカントル(合唱指揮者)だったマウエルスベルガー氏の作品が3曲も入っているのも特徴です。演奏は良好です。

DVDならではの見所は第2部ですよ。
リハーサル風景や少年たちへのインタビュー、オーディションの様子が収められています。
小さな子たちが本番前に列をなして制服にブラシをかけてもらい、両手を見せている(たぶん手を洗ったか、爪は伸びていないかのチェックです)場面など微笑ましいものです。
入団希望者のためのプレ・クラスがあることは、このDVDで知りました。
鍵盤が印刷された紙を使ったりして、ごく基本的な学習をしているようです。
オーディションは審査をする人が大勢いる中で行われます。緊張を強いられそうな状況ですけれど、ピリピリした空気は感じられません。テストというよりは「ちょっと君の声を聴かせてね」といった雰囲気です。
これから訓練を始めようという子供たちですから、この時点では歌唱力抜群とはいきません。現カントルのビラー氏が自らピアノを弾きますが、少年たちの資質を見抜くのは決して易しいことではないでしょう。

このドキュメンタリー部分が、なんということでしょう、YouTubeにあります
どなたかがわざわざ3部に分けて完全アップをされたのです。
いろいろな人がいるものですね(苦笑)。