ブシコーさんとは遠縁です
ラテン語の教材として「時祷書」と気軽に呼んでいるものの正体は、『ブシコー派の画家の時祷書』という15世紀フランスの彩色写本です。いくら教科書に使うという大義名分があろうとも、おいそれと本物にはお目にかかれません。
ブシコー派という名称が一般的になっていますが、これは美術史に出てくるような流派ではありません。ブシコー元帥ことジャン・ル・マングルⅡ世のことです。
ブシコー元帥は軍人であり詩人でもあった人物で、十字軍にも参加しました。彼の晩年(推定)に、その功績を記した本が作られました。それが『ブシコー元帥の時祷書』という本で、『ブシコー派の〜』と名前が似ていますが別のものです。パリのジャックマール=アンドレ美術館にあるそうです。サイトへ行っても見つけられませんでしたが......(しょんぼり)。
『ブシコー派の〜』にはブシコー元帥のことは出てきません。『元帥』の本と画風や色使いが酷似しているために、同じ工房で作られたのだろうとこの名がつきました。よって、注文主・製作者・題材のどれをとってもブシコー元帥とは直接の関係はありません。来歴を辿っていけばブシコーさんとつながりがあるようなないような、というところでしょうか。
紛らわしいタイトルですよ。
*参考文献*
「ブシコー派の画家の時祷書」図録
「南山神学」第19号
ブシコー派という名称が一般的になっていますが、これは美術史に出てくるような流派ではありません。ブシコー元帥ことジャン・ル・マングルⅡ世のことです。
ブシコー元帥は軍人であり詩人でもあった人物で、十字軍にも参加しました。彼の晩年(推定)に、その功績を記した本が作られました。それが『ブシコー元帥の時祷書』という本で、『ブシコー派の〜』と名前が似ていますが別のものです。パリのジャックマール=アンドレ美術館にあるそうです。サイトへ行っても見つけられませんでしたが......(しょんぼり)。
『ブシコー派の〜』にはブシコー元帥のことは出てきません。『元帥』の本と画風や色使いが酷似しているために、同じ工房で作られたのだろうとこの名がつきました。よって、注文主・製作者・題材のどれをとってもブシコー元帥とは直接の関係はありません。来歴を辿っていけばブシコーさんとつながりがあるようなないような、というところでしょうか。
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- jour 日々のこと
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- 2007.03.26
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