Tue.

GR発見

La Fantome de l'Operaフランス語のGR(greaded Readers)が読んでみたいと探していたところ、私の念が通じたのか丸善のフランス語コーナーに棚が1段できました。
置いてあったのはCIDEB社のBlack Catシリーズです。
全部CD付きで1995円。高いなぁと思ったのですけれど、こんなものなのでしょうか。英語に比べて割高になるのは仕方がありませんが、多読できる値段ではありません。
それでも手に入る時に買っておく方がいいのかな、う〜ん......と迷っている間に丸善さんが「置いたけどあんまり売れないねぇ。やめよっか」と撤去してしまっては困ります。CDなしでもう少し安いと手が出るのですけれど。

棚1段のスペースが確保されてはいましたが、種類はそんなにありませんでした。しかもそのうち半分はイタリア語ではありませんか! フランス語の棚の両隣は中国語とドイツ語なので、あそこにイタリア語が混ざっているのはおかしい(笑)。あれではイタリア語の多読本を探している人が見つけられません。

多読多聴は流行っていますし面白そうですから、興味をお持ちの方がたくさんいらっしゃると思います。でも英語以外の学習者(特に地方在住の)にとっては「どの本が良いか」の前に「どんな本があるか」という情報を得るのが大変です。
私は実際にGRをお読みになった方のブログを拝見する他、多読学習法と云えばここ、SSSのサイトを参考にしています。ここの掲示板に「英語以外で多読を楽しむ」というところがあって、本やサイトを教えていただけます。書き込みをしたことはありませんが、同じように情報不足の中で頑張っておられる皆様のお話に励まされています。
ただ、せっかく本のことを知っても売っていないのですよ。Amazon.frで買うというのが手っ取り早いのかもしれませんが、高いものを中も見ずに買うことに尻込みしてしまいます。

ギャンブラー魂が足りないな。
langue フランス語 | cm:2 | tb:0 |
Mon.

ビルの谷間で

週末はお能を見てきましたよ。
しかも初めての薪能です。わーい!
名古屋名駅薪能という、他所の地域の皆様にどれぐらい知られているのかは判りませんが、このあたりでは恒例の夏の風物詩です。
薪能というと神社だったり海辺やら山の中だったりと自然と一体化したイメージがありますが、こちらのは名古屋駅を出てすぐ、ビルに囲まれた中で演じられる、全国的にも珍しい環境が特徴です。
今年で6回目、初回からずっと狙っていたものの応募が間に合わなかったり抽選に外れたりが続いていて、待望の初参加となりました。入場は無料ですが、椅子席は抽選なのです。外れてもお外の階段に座る当日券や、さらに外から見る立ち見がありますけれど、お日様に弱い体質なので(...)長時間外で過ごすには椅子席を獲得するしかないのです。この度晴れて12倍の競争率を突破しました。ありがたいことです。

  能「嵐山」
  舞囃子「熊野」村雨留
  狂言「太刀奪」
  能「安達原」白頭急進ノ出

狂言は和泉流、他は観世流でした。お目当ては「安達原」の観世清和さん。好きなのです〜。第1回から全部出演されていて、ぜひとも見たいと願っていた理由の1つです。
鬼女、かっこよかったなぁ......。
自分でももうちょっとましな感想を云いたいのですが、お能は好きでも通にはほど遠く、結局はかっこよかったの一言になってしまいました。本当に良かったのですよ。
(誰にともなく呟いて)

外で観るというだけで随分と気分が変わるものです。
周りはビルばかり、しかもお舞台のすぐ後ろは50階近くある高層ビルです。駅から徒歩20秒ですから、背後からは電車の音が聞こえてきます。行き交う人々の賑やかな声も耳に入ってきますし、頭上を鳩が飛んでいました。

椅子に座る権利は得たものの自由席だったので、入場した開演2時間前からずっと座っている羽目になりました。地謡の皆様を斜め後ろから見る位置に陣取り、お舞台も橋掛りもよく見えてご機嫌でしたが、日射しにやられることをとにかく心配していました。幸い薄曇りで直射日光は当たらず、涼しささえ感じる楽なお天気でした。
いえ、涼しいどころか風がかなり強く、まっすぐ燃え上がらず八方に激しく揺れる篝火にちょっとドキドキ。そして......

時間が経つにつれてますます吹き荒れる風は、最初の「嵐山」の最中に作り物の桜を吹っ飛ばしてしまいました!
お能は装束はとても豪華で値の付けようのないものも珍しくありませんが、作り物(大道具のことです)は毎回作ってバラして....というものなので、簡素と云いますか子供の工作に見えるような作りになっています。
桜もそのようなシンプルなもので、出てきた時から風にゆらゆらしていて危ないなと思っていました。そうしたら案の定ふわりと浮いた次の瞬間、客席にごろん! 客席は「おあー」と声を上げましたが、舞台上の皆様は一切乱れることなく続けます。さすがです。
ひっくり返った桜は最前列のおじさま(前の方は招待席なのできっとどこかのお偉いさんでしょう)がとりあえず起こしました。そこへ地謡の端っこの方が静々と歩み出て回収すると、裏へ片付けに行かれました。元に戻さなかったのは意外でしたが、それだとまた飛ぶかもしれないからでしょうか、まだ中入り前だったのにそこからは桜ナシとなりました。
ああいう時に地謡が動くこともあるのですね。確かに落ちた場所からだと後見の方が一番遠くになりますから、臨機応変なのかもしれません。

そんなハプニングも印象的な楽しい一夜でした。
あ、もう写真がアップされています。公式サイト右端の「お知らせ」をクリックすると見ることができます。これを書いている時点ではまだ写真だけですが、そのうちレポートも掲載されることと思います。
お能にあまり親しんでいらっしゃらない方には、日本芸術文化振興会が運営している能楽への誘いというサイトがお薦めです。兄弟サイトの文楽への誘いも面白いですよ。

帰宅したら篝火の煤が喉にひっついているのを発見しました。
鏡を見ても煤とは判らなくて、何かなとこすったら喉がマックロクロスケに!
なんじゃこりゃ〜!
jour 日々のこと | cm:6 | tb:0 |
Sun.

こどものとも

だるまちゃんとてんぐちゃん (こどものとも傑作集 (27))
『ぐりとぐらのともだちあつまれ!』と題した展示を見てきました。
福音館の『こどものとも』50周年記念のイベントです。
原画展を期待していたのですけれどそれはほんのちょっとしかなくて、ほとんどがパネルでの紹介による、あんまりたいしたことない(笑)企画でした。残念。
あ、でも創刊号から現在までのすべての表紙が一望できるコーナーは面白かったです。昔は全部縦型だったんだなとか、これ読んでみたいなとか思いながら1つずつ眺めてきました。

はじめてのおつかい『こどものとも』ってすごいですね。
おなじみのキャラクターが次から次へと出てきて、ぐりとぐらだ! だるまちゃんだ! ばばばあちゃんだ!...と気持ちが大忙しでした。
パネル以外にはてんぐちゃんから借りた(!)という下駄や、ぐりとぐらのおうち、『はじめてのおつかい』でみいちゃんが牛乳を買うお店などがありました。絵本でよく見知っているものを目の当たりにするのは何とも不思議な気分です。

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)『ぐりとぐら』はいろいろな言語に訳されているので、各国語版が出展されていました。英語だと「Guri and Gura」なのにフランス語だと「Gouri et Goura」になるのです。ちょっとごついです。
そうそう、私は『ぐりとぐら』を大人になってから読みました。日本に生まれ育った者としてはあるはずのない事態です。たいていの人がこの絵本に最初に出会う幼稚園の頃、もちろん本の存在は知っていましたがどうしても好きになれなかったのでした。
原因は彼らの名前です。「ぐり」「ぐら」という濁音で始まる、しかもその濁音が名前の半分を占める語感がどう考えても美しくない。こんな名前はいやなの、と頑なに読むことを拒んだのです。
大人になってからもやっぱり響きが良くないとは思っていますが、だから読まないなどという大人気ないことは云わずに遅過ぎる出会いを果たしました。
そんな経緯があるせいか、今でもぐりぐらを見ると秘かに気まずい思いをします。
livre 絵本 | cm:4 | tb:0 |
Sat.

Le Petit Larousse

Le Petit Larousse Illustre 2007 (Le Petit Larousse Illustre)oppidumという単語を調べるのに使った仏仏辞書は、『Le Petit Larousse Compact』というものです。右の画像は『Illustré』でこれはまた別の辞書なのですが、こちらの方が主流なのでしょうか。Amazon.frでもCompactは品薄のようです。

私が持っているのはかなりの年代物です。何年も前に丸善で購入したのですが、その時点で既に「1つ前の版だからセールで〜す」と安くなっていました。確か2000円もしなかったような......。
CompactもIllustréも年度版なのでしょうか。わりと頻繁に新版入荷! と積まれているのを見ます。定価だと7000円近くしますから、私程度の使い方なら毎年買い替える必要はありません。機会があればIllustréが1冊欲しい気分ではありますが。絵がたくさんで楽しそうですもの。

でもCompactだって良い辞書です。PetitでCompactと名乗っていながら私の辞書の中では広辞苑に次ぐ重量級ですし、中はフルカラー、図版も一杯です。
前半は普通の辞書で、後ろ半分は人名地名作品名などの名詞辞典です。画家の名前を引くと絵がカラーで載っている、というのはこの辞書ならではのお楽しみです。今回のように1度使うと、良い辞書だからもっと活用しようと思うのですが、調べ終わって本棚にしまうと元の木阿弥、再び永い眠りに就かせてしまうのです。
次回のお目覚めはいつになるやら......。
langue フランス語 | cm:0 | tb:0 |
Fri.

oppidumを探して

とあるフランス語の文書を読んでいて、oppidumという単語につまずきました。初めて見る言葉なのに何度も出てくるのです。何度も出てくるなら意味ぐらい察すれば良いのですが、意味の解らない単語が何度も出てきて困るということだってあるのです。

痺れを切らして辞書を引きました。
......載ってない。
愛用のロワイヤルなのにです。君にも解らない単語があるなんて! と傷心を抱えて次に頼ったのが電子辞書。こちらはクラウンです。
......載ってない。
新語でしょうか。それとも誤植? ちょっと心細くなったところでふと思いつき、英和辞典を引いてみました。こういう時に電子辞書は便利ですね。すぐ切り替えられます。

わーい! ありました!
 oppidum:(古代ローマ支配下にあったケルト族の)城壁町、要塞町
なるほど、要塞だけではなくそれを含む町全体ということですね。綴りが同じですからきっと意味も同じだと思いますが、念のためラテン語の辞書も出してきました。
 oppidum:城市、町
あ、やっぱり同じです。英語よりラテン語の方がフランス語に近いですから、これなら大丈夫でしょう。
そして最後にもう1冊、ラルースの仏仏です。これが最後になったのは、単に仏仏を見るという発想ができなかったからです。学習者失格(虚ろな目で)。

 oppidum:lieu fortifié établi sur unr hauteur

なんだ、あるじゃないか。たちまち気分上昇です。丘の上に要塞町があって、その上の空にクラシカルな文字でoppidumと書いてあるイメージが頭に焼き付きました。
こんなに手間をかけて見つけたのですから、もう忘れませんよ。

それにしても要塞なんて言葉が出てくるものを、どうしてわざわざフランス語で読んでいるのでしょう。
langue フランス語 | cm:0 | tb:0 |
Thu.

一目惚れ

福田平八郎展へ行ってきました。
恥ずかしながら近現代の日本画は疎い分野で、平八郎さん(疎いわりにはすっかり親し気)という画家については名前を見てもチラシの絵を見てもピンと来ない、つまり知らない人でした。それでも出かけたのは勉強しようなどという殊勝な心持ちからではなく、チラシ表面に使われていた『竹に雀』の、明るい色彩と平べったい雀に気持ちをくすぐられたからです。

会場に入って最初の作品は『雨後』という屏風。『竹に雀』と違い地が透けるほど薄塗りの萩(かな?)がこんもりと描かれ、雨上がりの匂いが感じられるようです。これは良い感じとゆっくり歩を進めると、一番左、萩の後に鳥が2羽。この「突然鳥さんが!」という驚きに一気に平八郎さんに心奪われてしまいました。

平八郎さんは花鳥画を良くした画家で、それもまた私の好みに合ったのでしょう。
水中の魚を見た時の印象を見事に描き出し、まるで池を覗いているかのような気にさせる『游鯉』。花ではなく木にスポットを当てた『桜』、『初雪』『新雪』などのふと手を伸ばして触れてみたくなるような雪の質感、手ぬぐいにしたら絶対かわいい『葱と雀』......。
どうして今まで知らなかったのだろうという後悔よりも、こんなに素敵な絵を描く画家に出逢えてなんて幸運なの! という嬉しさの方が大きく、とても楽しい時間を過ごすことができました。

対象物を徹底的に観察して写生を重ねることから生まれる作品は、どれも自然に対する素直で謙虚な眼差しを感じさせます。見る人を感動させよう、賞を獲ろう、地位を築こうという欲は見えず、ただただ草木を鳥を敬い慈しむために描かれたのだと決めつけたくなりました。
ですから雪や水の絵ばかりではなく、日本画のイメージを覆すほど鮮やかな発色の作品にも、透明感があるのです。それは描き手の精神の澄んだ有様ではないでしょうか。

一目でこれほど惚れ込んだ画家の絵を、◦◦展の一部としてではなく、こうして会場一杯の展示で見ることができて本当に良かったです。
もちろん図録を購入させていただきました。会場によって展示作品が一部変わるとかで、未見の絵がたくさん掲載されていました。実物を見ることができなくて残念とも云えますが、家に帰ってからさらにたくさんの絵との出会いがあって、これはこれで楽しめました。
でも『緬羊』と『草河豚・鰈』はいつか本物を見てみたいな。

お気に入りの絵にここを彩っていただけると良かったのですけれど、平八郎さんは '74年にお亡くなりになっているので、著作権上の問題から画像を掲載してはいけないように思います。日本人の場合がちょっと解っていないのですが、外国の画家なら間違いなくだめです。そのため残念ですが大事を取って今日は画像なしとさせていただきます。
よろしければ展覧会のサイトをご覧くださいませ。京都名古屋で開催されました。
art 日本美術 | cm:0 | tb:0 |
Wed.

孤独の中で

こぎつねはたびだつリサとガスパールなどで絵をお描きになるゲオルグ・ハレンスレーベンさんは、奥様のアンさん以外の方とも絵本を作っていらっしゃいます。
中でも私が好きなのは、ケイト・バンクスさんが文章を担当された作品です。
『こぎつねはたびだつ』(ブロンズ新社)は子ギツネが親離れする日のお話です。もういいかな、まだよ、もういいかな、もうすこし、と繰り返される母ギツネとの会話は近づく別れの日を予感させ、とうとうやってきたその瞬間は、いともあっさりと親子を別れさせてしまいます。そこに悲しみや寂しさは無く、これから大自然の中で1匹でやっていかなければならない子ギツネの、しっかりとした眼差しと歩みが印象的です。

ねこくん、わが家をめざす『ねこくん、わが家をめざす』(BL出版)は最近出た本です。
海辺の町で猫はおばあさんと幸せに暮らしていました。ところがおばあさんが亡くなり、猫は家の中の荷物もろともおばあさんの生まれ故郷である北の町へ送られてしまいます。ひとりぼっちになった猫は、おばあさんと暮らした “わが家” を目指して長い長い旅に出るのです。
北の町から海が見える南の家へはとても遠く、猫はどんどん汚れ痩せ細り、みすぼらしい野良猫になっていきます。それでも猫はおばあさんに愛された日々を欠片も疑うことなく、一心に歩を進めるのです。

どちらの絵本も厳しい状況を生きる動物たちのお話です。小ギツネは母親の庇護から孤独へと歩み出て、猫は信念を持って孤独な旅をします。ただしどちらも愛情の在処をちゃんと知っていて、それが一人でいることを可能にする強さとなっているのでしょう。
決して泣き言を云わない両者の姿勢に惹かれます。
livre 絵本 | cm:2 | tb:0 |
Tue.

Gaspard et Lisa et Pénélope

ガスパール ヴェニスへいくリサとガスパール&ペネロペ展へ行きました。
予想以上に大規模な展覧会で、原画をたくさん見ることができました。なにしろリサとガスパールとペネロペです。どれを見てもかわいい! かわいい! かわいい!......なのです。
原画を見るのはこれでもう何度目かになります。そのせいかより興味を持ったのは、スケッチやダミー版などの制作過程が窺えるものでした。いつも出来の良さに感心しているペネロペのしかけ絵本、これのしかけもみんな紙で試作してありました。かわいい、おもしろ〜いと楽しんでいる絵本たちは、あんなにたくさん考えて作られているのですね。

リサとサンタさんそれからシリーズ外の作品では『こぎつねはたびだつ』『森のかいぶつドギモヌキ ポリーヌちゃんがんばる』の原画がありました。どちらも好きな本なので楽しく見てきました。特にこぎつねのスケッチが良かったです。歩いているこぎつね、座っているこぎつね、こっちを向いているこぎつね......ハレンスレーベンさんの絵はリアルとデフォルメの匙加減が絶妙です。かわいいけどかわいくなりすぎない、ちょっとクールなところが好きです。

ペネロペたんじょうびグッズコーナーでは本もたくさん売られていて、未邦訳の作品も並んでいました。フランス語版は高いので(....)、小さな人たちに紛れてせっせと読んでまいりましたよ。
『Gaspard à Venise』(ガスパール ヴェニスへいく)、かなり前のものなのにどうして日本では出ていないのでしょう。
そして『Lisa et le Père Noël』(リサとサンタさん)、これは大きなサイズの本でした。今年のクリスマスには出るかな。
ペネロペの方は『Bon anniversaire Pénélope』(たんじょうびおめでとう、ペネロペ)というこちらも大きな絵本が出ていました。かわいらしいお話でしたけれど、ペネロペはぬいぐるみタイプのリュックがあって、本よりもそちらに気を取られていました。結構大きくてあれを背負っていたら注目されること請け合いです。欲しかったですよ。

絵本の原画展は何でも楽しいですね。
もうすぐ「ぐりとぐら」も始まるのです。
楽しみだな。
livre 絵本 | cm:0 | tb:0 |
Mon.

忘れぬうちに

フランス語を勉強していると、ラテン語がどこかへ行ってしまいます。
思えば昨年から今春にかけてラテン語を頑張っている間は、フランス語がおろそかになっていたのでした。2つは無理ということかな、とは考えないようにしてせめて交互に手がけようと思います。

ラテン語を独学する上で最大の壁は、楽しそうな問題集がないことです。ラテン語についての読み物の本は最近でもいろいろ面白いものが出ているのに、問題集となるとどれもこれも歴史を感じさせると云いますか、率直に申し上げまして “古臭い” のです。もっとこうカラフルにするとかかわいいイラストを入れるとか、どなたか斬新なラテン語学習書を著してくださらないものでしょうか。

ラテン広文典仕方なく渋々開いているのが白水社の『ラテン広文典』です。
これはラテン語界ではつとに有名な参考書です。長らく絶版だったのですが、古書価格が2万円とも5万円とも云われたほどの名著だそうです。それが2005年に白水社の90周年記念出版の1つとして限定復刊されました。ラテン語に関するサイトなどでは皆様一様に「限定だからいずれまた入手困難になる。この機会にぜひ購入しましょう」と呼びかけていらして、当時はまだこれから習い始めるという段階だった私も、今は無理でもそのうち使えるようになるだろうと買い求めました。

辞書のように厚い本です。でも中を見れば本当の初歩から始まっているので、今の私なら決して太刀打ちできないものではありません。
しかし! この本の難点はラテン語レベルとは別のところにあります。50年も前の本を “復刊” しているので、中が昔のまま旧漢字で書かれているのです!
むずかしいです〜。読みにくいです〜。
對格(対格)、變化(変化)、單數(単数)ぐらいはなんとかなりますが、手間取ったのは「點」「體」。何度か出てきてようやく「点」「体」と判明しました。他にも今と同じ文字なのになんとなく違って見えたり、もう漢字でぐったりです。
後半はハンニバル(レクター博士が出てくる方ではなくカルタゴの将軍です)についての文章を読むことになっていますが、果たしてそこまで進めるかどうか......。

そんな中関心を寄せているのが、8月に同じく白水社から出る『古典ラテン語文典』です。古典ラテン語と銘打ってあるところに惹かれます。
ただ......6000円近い本が心浮き立つ楽しい問題集だとはとても思えないのですよ。
langue ラテン語 | cm:2 | tb:0 |
Sun.

ウィーン少、今昔

CHOPIN (ショパン) 2007年 08月号 [雑誌]『ピアノの森』の連続特集を読もうと『CHOPIN』8月号を開いたら、ウィーン少年合唱団のコンサート・プログラムについての記事がありました。

昔は、第1部:宗教曲、歌曲
   第2部:オペレッタ
   第3部:世界の民謡、ウィンナ・ワルツ

....だったのが、オペレッタが無くなりポップスが増えて現在に至る......だったかな(立ち読みで済ませたのでうろ覚えです)。参考に掲載されていた '50年代のプログラムを見ると、とても良さそうな選曲でした。私がトレブルに興味を持った頃には既に今のような構成でしたから、変わったのは相当前のことなのでしょうか。
改良して現在があるのですから昔に戻るということはないのかもしれませんけれど、たまにはこんなコンサートも開いていただけたら良いのになと思います。
musique ウィーン少年合唱団 | cm:0 | tb:0 |