200曲もあるバッハのカンタータの中でも特に有名なのが第147番『Herz und Mund und Tat und Leben』(日本語だと『心と口と行いと生き様もて』でしたでしょうか)です。
これがバッハの曲だとかカンタータという音楽だとか知らない方でも、耳にすれば「あ、聴いたことある」と仰ることと思います。
私は全200曲の内おそらく聴いた曲の方が少ないので、曲の善し悪しを語れる身ではありません。ですから「今まで聴いた中では」とへっぴり腰で前置きさせていただきまして、147番がお気に入りですとそっと告白します。
(柄にもなく恥じらいを見せて)


その147番を
キングス・カレッジ聖歌隊が歌っているのが
こちらのCDです。ウィルコックス指揮ということで信頼して聴きました。
ところが......
こりゃあいけない。
高声部のソリストがソプラノとメゾではありませんか。ちゃんと書いてあるのですから見なくては。
キングスの合唱はとても良いのです。わりと硬質な声で細かい音の動きもきちんと歌い切っています。ソロもここから出してくれたら良かったのにと惜しくなります。
この147番の他にはコラールが入っていました。
それからなんとこのCD、2枚組だったのです。ディスクをケースからぱかっと取り出したら、わー、裏にもう1枚ある〜! 俄にお得感が出てきました。秘密のおまけを発掘したような気になりましたが、ジャケットには「2CD」とはっきり書いてあるのです。しっかり見なくては。
2枚目にはモテットが6曲です。きりりと締まった合唱です。
録音は1967、1970年。こういう昔の演奏を苦もなく聴けるのは嬉しいことですよ。