la variation pour garçons

稀代の才能で若き巨匠となるものの、常に病魔に脅かされるウォルフ。
一流の腕前を持ちながら奔放な言動で周囲を振り回すヴァイオリニスト・エドナン。
2人の天才少年の邂逅と別れの物語です。
ええ、好きです。好きですよ。
でも......よ、読みにくいんですけれど。
(汗をふきふき)
竹宮惠子さんは『風と木の詩』しか読んだことがありません。文庫で10巻だったでしょうか、とても濃密で読みでのある作品でしたが、絵に入り込めなくて大変だった思い出があります。
今だったら『地球へ・・・』ですね。アニメがたいそう面白いと聞いています。SFにはどうも食指が動かず見ていないのですが、もしかして損をしているでしょうか。

本を渡されるまでこの作品のことはまったく知りませんでした。
続き物のお話ではなく、ウォルフとエドナンの出会いから別れまでの数年間を、テーマを変え視点を変えて何度もなぞる連作です。読み始めの頃はこの構成に「???」となりましたが、途中で「だから『変奏曲』なんだ」と気づきました。
原作は少年合唱評論家の増山法恵さんです。
それでここからが私には何が何だか解らないのです。今2巻まで読んだところで、秋に3巻が出て完結です。ところがもともとこの作品は未完で、その最終話が3巻に収録されるのだそうです。第1作発表から33年目の完結ですって。33年ですよ。
そんな(多分)待望の完結編が、なんと増山女史による小説版だと云うではありませんか。
........なんで? なんでマンガではないのですか?
そう云えば『地球へ・・・』も今、別の方の絵で連載されていますね。こちらの絵の方が読みやすいなと思って眺めていますが、竹宮さんはもうマンガをお描きにならないのですか。身近にファンがいなくて、皆で「なんでだろうね」と首を傾げています。
進歩できない私たち。

作中に出てくる曲を集めたサントラも出ますよ。
このような “本のサントラ” も定番になりましたね。クラシックの間口が広がるのは良いことです。私の周囲はまだ誰も興味を持ってくださいませんが。
ちなみに私はウォルフが好きですよ。
- livre コミック
- cm:6
- tb:0
- 2007.08.31
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