
念願叶って手に入りました。
アンソニー・ウェイさんのクリスマスCDです。
今回の発売分がAmazonでは見つけられませんでしたので、
HMVにリンクします。それから実はジャケット写真は右のものとは異なります。どこを見てもこの画像が出てくるのですが、違うのですよ。でも中身は同じはず....です。
アンソニーさんが人気を集めていた当時のことは、うっすら覚えています。ボーイソプラノは好きでしたけれど、まだCDを集めるほどには身を入れていませんでした。インターネットもありませんでしたし、心に火が点くきっかけが無かったのです。
それなのにこんなに後になってから、Choirboysの発売に合わせてCDを買う機会を得られたのはなんとも幸いなことでした。今は3枚も持っている幸せ者です。
さあ、その歌声は....。
ここで私はアンソニーさんに謝らなければなりません。
何を隠そう3枚目にしてようやく「アンソニーさん、上手いわ」と感じることが出来たのです。
先の2枚を聴いた時には、どういうわけかピンときませんでした。天才ボーイソプラノという冠だけは長年知っていたので、それはそれは期待しまして、息を詰めるように聴いたのです。
ところが感想は「そんなにすごいかなぁ」。
失礼ですよね。はい、それは重々承知しております。
でもなにやら弱っちぃ声だなと思ってしまったのです。もちろんお上手なのですが、「上手(特盛り)」ではなく「上手(並)」に感じたのです。ごめんなさい、アンソニーさん。何度でも謝ります。
特に
『天使の歌声』の方でそう思ったのですけれど、このCDはアンソニーさんが
セント・ポール大聖堂聖歌隊を出てアッピンガム少年合唱団へ移ってからの録音です。少年期最後の歌声だったのですね。
そんなわけで、今回ようやくアンソニーさんに出逢えたという気持ちです。
柔らかく癖の無い声質です。「癖が無い」というのは決して無個性ということではなく、どんな曲にも溶け込める、垣根の無い声だという意味です。ますますヘンテコな説明でしょうか???
静かな祈りの歌も、華やかな祝いの歌も。
アンソニーさんの優しい声が耳に心地よいです。
『Coventry Carol』が入っていなくてちょっと減点でしたが『What child is this?』でボーナスポイント大量獲得、ちゃらららんッ! です。タイトルだけでは判らなかったのですけれど、この曲は『Greensleeves』だったのです。クリスマス用の詞が付いています。この旋律の何がこんなにも私を捉えるのでしょう。
好きな歌があって嬉しいです、という点ではこの2曲。
『Once in Royal David's City』と(これはいつかキングス・カレッジのお話をさせていただきたいものです)、ブリテンの『Balulalow』です。特に『Balulalow』は『キャロルの祭典』の中の曲であるにも拘らずクリスマスCDで聴くことがなかったので、嬉しい驚きでした。
はじめましての曲からは『The twelve days of Christmas』。
12番まであるのですが、1番ずつ長さが違います。クリスマスの第1日から第12日まで毎日恋人が贈り物をくれるという歌で、まず1日目の贈り物、2日目は1日目の贈り物プラスもう1つ、3日目は1・2日目の贈り物プラスもう1つ....と1日毎に贈り物が増えていくのです。マザーグースの「これはジャックの建てた家」のようです。
歌っている皆さんも楽しそうで、自分でも覚えたくなる歌でした。
合唱はセント・ポール大聖堂聖歌隊です。
これについて
A brilliant singing voiceのSatomi様から教えていただきました。
boys air choirのコナー・バロウズさんの声が良く聴こえますよ!
どのあたりでということはSatomi様の記事をご参照いただくとしまして、私はbacをちゃんと聴いたことがないものですから、これは教わらなければ絶対判りませんでした。ただ、知らないせいで聴いても「ふ〜ん、これがコナーさん....かな?」と、なんとも教えがいのない私です。Satomi様に合わせる顔がありませんよ。
少々脱線いたしますと、Satomi様のコナーさんへの情熱は素晴らしいの一言に尽きます。もう「ファン」という言葉ではまったく足りません。研究家です。ご自身も声楽を学ばれた方で、それはもう素敵な、音楽のための耳をお持ちなのです。
そうとは知らずに気軽に声をかけてしまったあの日を思うと、駈けていって消しゴムで消し去りたいほど恥ずかしいです。うあー、思い出すだけで悶絶です。
気を取り直してアンソニーさんのお話で閉めましょう。

アンソニーさんが人気者になるきっかけとなったドラマ
『The Choir』
が昨年DVD化されました。もしも現物を見つけてしまったらそれは運命の赤い糸と思って見るつもりをしていましたが、予想通り見つけませんでした。ご縁が無かったということでしょうか。
アンソニーさぁ〜ん!(手をぶんぶん振りながら)
一時期パンク・バンドでドラムを叩いていたというアンソニーさん、現在は
ギターをかき鳴らしていらっしゃるようです。
これが....アンソニーさんのお声!